−第1回講演会−
■講師: Hassan Gomaa (Professor, George Mason Univesaity, USA)
■テーマ:Designing Software Product Line with UML
■日程:2005年6月29日(水)13:30〜17:00
■会場:情報処理学会 化学会館5F AB会議室
東京都千代田区神田駿河台1-5
化学会館5F 501AB会議室
[アクセス:http://www.ipsj.or.jp/03somu/map.html
]
■要旨:
2004年7月に出版された講演者の著書「Designing Software Product Line
with UML」に基づいて,例を交えて解説する.
(参考: http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0201775956)
ソフトウェア・プロダクト・ラインとしての要求や分析や設計のオブジェクト指向モデルをUML2.0を利用してどのように開発していくか述べる.
要求モデリングでは,機能要求をどのように3つの種類のユースケースに定義していくか述べ,プロダクトラインのフィーチャモデル(Feature
Model)をそのユースケースモデルにどのように関連付けていくかを説明する.
分析では,kernel/optional/variantのクラスやそれらの関係をどのように静的モデルとして開発するかを述べる.さらに,動的モデルとして状態図でプロダクト・ラインの状態依存の側面を記述する方法やユースケースの要素として各クラスの相互作用をインタラクションモデルで記述する方法を述べる.
最後にプロダクト・ラインのためにオブジェクト指向ソフトウェア・アーキテクチャを開発する方法を述べる.また,コンポーネント・ベースの分散プロダクト・ラインを設計するために利用できる構造的なアーキテクチャ・パターンやコミュニケーション・パターンの概観を示す.