演習I

1. コースの狙い

ソフトウェア工学に関する専門的な文献の輪講をとして,専門知識と英語文献の読解力を養成するとともに,自ら問題を発見し,考える力を養成する.また,例題システムの開発を通して,ソフトウェア工学のあり方を考える.

2.講義内容

2003年度の演習
(1)春学期:ソフトウェア工学の基礎
輪講書
D. L. Parnas, Software Fundamentals, Addison-Wesley, 2001.
モジュール化,情報隠蔽,プログラムファミリなどソフトウェア工学の基礎に関するParnasのすぐれた論文集.

(2)秋学期:Webサービスの基礎と演習
輪講書
嶋本 正ほか,Webサービス完全構築ガイド−XML,SOAP,UDDI,WSDLによる先進Webシステムの設計・実装,日経BP出版センター,2001.
Webサービスに関する実務的な視点からの分かりやすい解説書.
輪講に加えて,Webサービスの例題を作成する.

2002年度の演習
(1)春学期:ソフトウェアアーキテクチャの基礎
輪講書
M. Shaw and D. Garlan, Software Architecture, Prentice-Hall, 1996.
ソフトウェアアーキテクチャの先駆的研究者である二人によるソフトウェアアーキテクチャに関する最初の本である.

(2)秋学期:Webサービスの基礎
輪講書
E. Newcomer, Understanding Web Services: XML, WSDL, SOAP, and UDDI, Addison-Wesley, 2002.
Webサービス全体を分かりやすく解説した入門書.